当院には、11分野の日本看護協会認定の認定看護師とNICD学会認定の認定看護師がいます。
当院にはまだいない分野の認定看護師や、少ない分野の認定看護師の取得を進めており、現在も認定看護師取得に向けて頑張っている看護師がいます。
ここでは当院で活躍する認定看護師を紹介します。( 認定看護師紹介一覧(PDF 1.21MB)※別ウィンドウで開きます)
また、院外では、病気の予防や介護のコツなど、皆さんの要望に応じた学習会などで、講師を務めています。
行える学習会などは下記ファイルをご覧いただき、詳しく聞きたい方は看護部教育担当副部長(電話:0547-35-2111(代))までご連絡をお願いします。
院外研修会の紹介(PDF 283KB)※別ウィンドウで開きます
※お申し込みの際は依頼文が必要になります。依頼文の作成例はこちらをご覧ください。
感染管理認定看護師 | 松田千子 |
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がん化学療法看護認定看護師 | 大石麻理子 和田奈美子 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 奈木志津子 山本利恵子(褥瘡専従) 石川美幸 |
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 | 薮崎優子 松林洋輝 |
糖尿病看護認定看護師 | 三村芙美江 |
慢性心不全看護認定看護師 | 河守悦子 |
小児救急看護認定看護師 | 松本浩美 |
救急看護認定看護師 | 湯沢晃司 |
認知症介護認定看護師 | 木下司紗 |
意識障害・寝たきり(廃用症候群)患者の生活行動回復看護 | 萩原亜矢子 |
緩和ケア認定看護師 | 織田雅子 |
訪問看護認定看護師 | 宮下宝子 |
感染管理認定看護師
松田千子
「皆さんの協力あっての感染対策です。」
院内すべての人を感染から守り安全・安心な環境を提供できるよう、感染制御チームの一員として相談・指導・実践を行っています。
人から人、環境から人など目に見えないまま広がっていく感染は、一部の人や部門のみが対策を実施しても防ぐことはできません。発生した事象に対し多角的な視点と専門的知識を持って対応し、自施設で可能な感染対策に落とし込むことが必要と考えます。
「感染しない、させない、ひろげない」ために実践に即した感染対策を行っていきます。
院内すべての皆様のご協力をお願いいたします。
がん化学療法看護認定看護師
大石麻理子
「その人らしく生活がおくれるように支援をします!」
日本ではがんに罹患する人は、2人に1人の時代となりました。
約10年前私は、抗がん剤治療を受けている患者さんに寄り添える看護師になりたく
認定看護師を目指しました。
現在もその志は変わってはいませんが、抗がん剤治療を受ける患者さんという一時だけではなく、がん告知から関わりを持ち、治療を受けていても『その人らしい生活が送れるよう』に医師、コメディカル、地域と連携をとり、継続的な看護を提供したいと考えております。
和田奈美子
「がんになっても治療をしながら、自分らしく生きることを支えます。」
私は、白血病の抗がん剤治療の副作用により、無菌室で長期間入院生活を送る患者さんと接するなかで、副作用をより軽減し、苦痛なく生活できるように援助したいと思い、認定看護師を目指しました。
現在は、外来で抗がん剤治療を受ける患者さんが、安心して治療が受けられるよう安全な投与管理に努めています。また、患者さんの生活スタイルに合わせ、副作用予防とセルフケア援助を行い、その人らしい生活を応援しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
奈木志津子
「ストーマケア、排泄ケアでお困りの方、いつでもご相談ください!」
泌尿器癌疾患や消化管穿孔、難治性腸疾患のためのストーマ造設をうける方と関わっています。
排泄ケアは人の尊厳に関わる大切なことです。ストーマ受容までのプロセスの援助や、新たな排泄方法の指導、社会復帰への支援、家族へのサポートを専門的に行い、その人らしく生活できる環境とはなにかを共に考えることを心がけています。
山本利恵子(褥瘡専従)
「褥瘡対策チームで褥瘡を治します。」
私は、褥瘡専従管理者として配属されています。
活動内容としては、患者さんが安心して療養生活が送れるように褥瘡予防に力をいれています。
しかしながら重度の褥瘡を保有した患者さまのほとんどは地域で発生しています。そのため重度の褥瘡に対しては、褥瘡対策チーム(形成外科・皮膚科・薬剤師・理学療法士・栄養士・看護師)で介入し、退院までに患者さま個々に応じた最善の治療が提供できるように日々活動しています。
石川美幸
「ストーマを保有していても、その人らしい生活が送れるように支援します。」
私は2018年に皮膚・排泄ケア認定看護師資格を取得しました。
がんや消化管穿孔のためストーマ造設しなければならない患者さんと多くかかわります。ストーマを保有していても今までのような生活が送れるよう、入院中から退院後の生活を見据えて支援させていただきます。より良い看護が提供できるように活動していきたいと考えています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
藪崎優子
「その人らしい人生の再構築を支える。」
主な活動は、麻痺を有する患者さんや高次脳機能障害の患者さんに対し、日常生活動作の再取得支援のために、病棟スタッフへの看護実践と介護技術の教育です。また、患者さんの「自分のことは自分で行いたいという」気持ちに寄り添い、退院後の生活を「自分らしく暮らす」支援をしています。
ため、認知症ケアに関わり、看護師の「困った」や「悩み」を相談できる認知症サポートチームの一員として活動し、院外講演も行っています。
松林洋輝
「脳卒中患者さんの退院後の生活を見据えた看護を提供します。」
脳卒中は、突然起こり意識障害や運動麻痺など生活に支障をきたす症状が出る病気です。
私は急性期病棟に勤務しているため主に、発症直後から患者さんに起こり得る症状を注意深く観察し、早期発見に努め症状の悪化や合併症の予防をすることに力を入れています。
また、脳卒中発症後は、早期から積極的なリハビリを行うことが良いとされています。今年度は長期的なリハビリを行う必要のある患者さんが、できる限り早くリハビリテーション病棟・病院に移動できるためのシステム作りに重点をおいて活動をします。
糖尿病看護認定看護師
三村芙美江
「その人らしさを大切に、療養生活に寄り添う。」
糖尿病は遺伝に加え、食事や運動などの生活習慣が影響します。そして、糖尿病の治療は、食事・運動・薬物療法を続けていくことが重要です。生涯に渡って治療を続ける必要があるため、それまでの生活を振り返りその人らしく療養生活を送れるように、心がけて関わっています。
糖尿病内分泌内科医師や管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師などの他職種とも連携し、透析予防外来や多職種カンファレンスなども行っています。
慢性心不全看護認定看護師
河守悦子
「心不全の患者さん・家族を生涯にわたりサポートします。」
超高齢化社会に伴い、心不全の患者さんは増加の一途をたどっています。心不全の患者さんの多くは、生涯にわたり治療を続けていかなければなりません。長期にわたる療養生活を、その人らしくQOLを維持して生活ができるように多職種チームで継続支援をしています。
小児救急看護認定看護師
松本浩美
「子供たちの笑顔のために日々格闘中。」
外来・病棟スタッフまた市町村や保健センターとの連携を図り、「チャイルド・ファースト」を合言葉に、地域の子ども達が安心・安全に生活を送り、健やかに成長していける環境作りを目指し、子どもの権利を尊重した看護実践を目標としています。
救急看護認定看護師
湯沢晃司
「根拠に基づいた救急看護を提供します。」
私は2017年に救急看護認定看護師となりました。
『Evidence of Nursing(根拠に基づいた看護)』の考えをもとに、『根拠に基づいた救急看護』を目指しています。
また教育にも力を入れており、AHA-BLS/ACLSインストラクターとして院内外における心肺蘇生教育、看護学生に対する救急外来実習や災害看護学の指導を行っています。ID(インストラクショナルデザイン)をもとに、“誰にでもわかりやすく”をモットーに指導を行っています。
認知症看護認定看護師
木下司紗
「患者さんの意思決定を大切にします。」
認知症には中核症状とBPSDがあります。入院という環境の変化などが患者さんにとってストレスな状態になるとBPSDが出現することがあります。BPSDは環境調整や対応で軽減することができます。安心できる療養生活が送られますようケアをさせていただきます。
月2回、認知症サポートチームが病棟回診にうかがいます。病棟スタッフと情報共有を行い入院生活のサポートをさせていただきます。
意識障害・寝たきり(廃用症候群)患者の生活行動回復看護認定看護師
萩原亜矢子
「患者さんが自分でできる事をサポートします。」
高度医療の進展に伴い、救命はされたものの、様々な疾患の影響で意識障害が長期化し、生活全般を他者に委ねる事となる患者さんは多く存在します。
NICD(意識障害・寝たきり(廃用症候群)患者の生活行動回復看護)はその人が持っている能力や残された機能を見つけ、患者さんの小さなサインを見逃さずに、その人の限りない可能性を引きだし、自らが生活行動を回復できるよう看護します。
在院日数が短縮化される中、変化には長期間を要する新しい分野の看護ですが、患者さんが「自ら行える事」を1つでも見つけられる様、看護を展開します。
緩和ケア看護認定看護師
織田雅子
「こころとからだの緩和を目指します。」
緩和ケアチームの一員としても活動を行っています。依頼のあった患者さん・ご家族の相談ごとを多職種チームで話し合い、病気によって感じる心と身体の痛みをできるだけ軽減して、自分らしい生活ができるようなお手伝いが出来ればと思っています。
がんの痛み、がん以外の痛み、身体だけでなく心の痛みを診断の時から急性期・慢性期・終末期にかけての病期関係なく支援していきます。
地域の介護サービス・訪問看護ステーションスタッフの方々とも連携をとり、在宅療養が過ごしやすい工夫も相談にのっています。ご依頼があれば、訪問看護師と同行しご自宅へ伺うこともあります。
外来通院中の方、病棟入院中の方、在宅療養をしている方、病気の種類に関係なく辛いことや困ったことがあればご相談ください。
訪問看護看護認定看護師
宮下宝子
「病院と地域の橋渡し役として、その方の希望に添った生活が送れるよう支えます。」
訪問看護師としての経験を活かし、入院から在宅医療へとスムーズに移行できるよう、その方と家族の「希望」「意志」に寄り添い、共に考え、病院内外の多職種とも連携して必要な支援をしていきます。
また、急速な高齢化に伴い、医療施策が病院完結型から地域完結型へと大きく変化していくなか、地域の状況を的確に把握し、皆さんが安心して暮らすことが出来る地域づくりにも参画していきます。
文責:看護部