当科は腎移植を除くすべての腎臓内科診療を対象としております。腎生検による腎疾患の病理診断と治療方針決定、ネフローゼ症候群やANCA関連腎炎へのステロイド・免疫抑制剤・リツキシマブ投与、血液ならびに腹膜透析の導入と維持管理、内シャント造設、PTAや経皮的血栓吸引術といったVAIVT、経皮的腹膜透析カテーテル留置術などの透析アクセス手術も積極的に行っております。そのほか、活動性のあるIgA腎症への扁摘パルス療法、多発性嚢胞腎へのトルバプタン治療も適宜施行しております。
当院は腎臓学会研修施設、透析医学会認定施設となっております。
その他、当科診療の特徴として、
- 腎生検は5日間の入院で行いますが、入院期間をより短期にする試み(3日入院)も行っています。腎生検診断は腎臓内科主体で行っており、最短で3日後に診断できる体制はできています。
- 腹膜透析から透析を開始するPDファーストをお勧めしています。カテーテル留置術は低侵襲である経皮的留置術で行っており、腹膜透析を終了する際のカテーテル抜去も容易です。
- 地域の透析中核施設として、腎不全増悪時の緊急血液透析やバスキュラーアクセストラブルに対しても、迅速な対応を行っております。
- 慢性腎臓病に関して診療所との病診連携を行っております。eGFR40を切った時点で腎臓内科への受診をお願いしております。
医師紹介
職名 | 氏名 | 医師免 取得年 |
学会専門医資格等 | 備考 |
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主任部長 |
野垣 文昭 | H5 | 日本内科学会総合内科専門医 日本腎臓学会腎臓指導医 日本透析医学会指導医 日本血液学会認定血液専門医 rt-PA適正使用講習会受講済 |
京都大学臨床准教授 総合内科兼務 |
医長 | 平井 太郎 | H26 |
日本内科学会総合内科専門医 |
|
副医長 | 久保 伸太郎 | H28 | 内科専門医研修プログラム | |
医員 | 増田 大樹 | R2 | 内科専門医研修プログラム | |
非常勤 | 鈴木 訓之 | H15 |
医療診療表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 久保 | 野垣 | 久保 | 平井 | 増田 |
統計
2023年度
入院診療実績
外来診療実績
透析実績
処置・手術件数
腎生検診断名:IgA腎症6名、糖尿病性腎症3名、顕微鏡的多発血管炎2名、膜性腎症1名、膜性増殖性糸球体腎炎1名、クリオグロブリン腎症1名、ループス腎炎1名、微小変化群1名 など
2022年度
入院診療実績
外来診療実績
透析実績
処置・手術件数
腎生検診断名:顕微鏡的多発血管炎4名、IgA腎症2名、アミロイド腎2名、微小変化群2名 など
2021年度
業績
研究の情報公開文書
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文責:腎臓内科