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漢方内科について

※現在は再診患者のみの診察となります。

当院の漢方診療は、慢性的な症状を中心に院内の各診療科の専門領域の医師や、地域の医療施設と連携して行います。

急性で重症の病気には現代医学的治療法により病気の経過を改善することがはかられています。一方、漢方治療は急性期には向きにくいものの、ひとり一人の患者さんを全人的に診て柔軟に対応できる長所を持っています。そこで軽症の病気や慢性病の治療には漢方治療を取り入れることによって、クォリティー・オブ・ライフ(生活の質)の向上が期待できます。

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厚生労働省で医療機関の標榜診療科名の見直しが行われ、平成20年から「漢方内科」を表示することが認められるようになり、各地の公的病院や大学病院でも漢方の診療科が設置されるようになりました。当院でも伝統医学的診察および漢方薬を用いて治療を行っております。さらに漢方診療に携わる医師自身が漢方医学のみならず、現代医学における総合的内科診療を背景に、信頼できるチーム医療を作り上げるよう努力しています。

漢方内科診療の対象となる患者さん

基本的に内科診療です。①慢性病に漢方治療の追加で効果を高めたい場合、②高齢者でいろんな症状を伴っている場合、③いろいろな症候があって対応科が定まらない場合、④心身両面にわたる症候を持つ場合などで、漢方治療をご希望の患者さんが対象です。必要があればご相談のうえ現代医薬も併用したり、他科の紹介も行います。病状によっては精査が必要な場合があります。

急性期と慢性期

軽症の場合、たとえば、かぜ症候群などは漢方治療のみでも対応可能ですが、急性で重症の病気には現代医学的治療法により病気の経過を改善することが必要です。急性期がやや安定し、長期的な治療計画に移行する慢性期医療の際には、そろそろ漢方治療を取り入れる時期でもあります。

エキス剤と煎じ薬

本来の漢方薬は煎(せん)じ薬が原則ですが、近年は一定の規格により品質の管理されたエキス剤が普及しています。もちろん煎じ薬を構成している生薬も規格をパスしたものが使われます。煎じ薬も保険が効きますが、在庫を準備し調剤に応じられる薬局があまり多くないのが現状です。煎じ薬はいわばコーヒー豆から煮だして煎(い)れるコーヒーで、エキス剤はインスタントコーヒーに例えられます。エキス剤は忙しい現代人には便利です。
多くの漢方薬はおなかのすいた時に服用すると効果的であると昔から言われていますが、人によっては空腹すぎると服用後にお腹が張った感じがすることもあります。昼間は仕事があわただしく服用がとんでしまう患者さんもおられます。そこで当科では1日3回、朝、夕の食前または食後と、寝る前の服用をおすすめしています。漢方薬をのんですぐに食事をとってもかまいません。

併用薬について

漢方薬と現代医薬の併用は基本的に差し支えありませんし、さらに良い治療効果が得られることが期待できます。まれに不都合な相互作用を生じることもありますし、重複を避けるためにも、よその医療施設で受診中のかたは併用薬について担当医や薬剤師にご相談ください。

 

医師紹介

医師紹介
職名 氏名 医師免取得年 学会専門医資格等 備考
医長 鈴木大輔 H17

日本内科学会総合内科専門医
日本東洋医学会認定漢方専門医
認知症サポート医
rt-PA適正使用講習会受講済

総合診療科(物忘れ外来)兼務

 

医師診療表

医師診療表
 
午前再診 -  -  鈴木

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※現在は再診患者のみの診察となります。

 

統計

外来患者数

年度   R02     R03     R04  
延べ外来患者数(人) 932 795 586

 

 


文責:漢方内科

カテゴリー

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