9月2日(土)に島田市立総合センターで「島田看護つなぎ隊研修会~地域の看護の力でつながろう♪~」を開催しました。
この研修は、地域における領域の異なる看護職が連携し、垣根を越えた地域包括ケアのつながりを目的として市と協働して取り組んでいます。参加者は、当院から看護師23名、地域からは保健施設、訪問看護、クリニック、市施設等の看護師15名、計38名の参加でした。
今回は、講師にまつおか内科循環器クリニック院長の松岡良太医師を迎え、「災害時の自施設での対応と近隣施設との連携」について講演していただきました。
松岡医師は、様々な災害現場に赴き活動されており、東日本大震災、熊本地震等の実際の映像で被災の現状を私たちに伝え、災害時には、私たちは被災者になるということを痛感させられました。
また、事前に準備した自施設、他施設の診察室、病室などの写真を用いてグループワークを行いました。自分たちの立場の強みは何か、どこが危険であるか、災害時、各々施設内でどのような対応がとれるのかをディスカッションしました。松岡医師は、「正解は一つではない、皆で顔を突き合わせてこのように意見を出し合うことが大事である」と話されており、災害医療を進めるには、地域包括ケアシステムと同時進行でいかないとならないと話されていました。
第2回研修会も松岡医師に災害について講演して頂く予定です。ご興味のある方は、是非参加してください。
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グループワークの様子
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「何が危ない?」について考えました
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グループワークの結果を発表中
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施設の垣根を越えて真剣に話し合っています
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具体的な事例を用いて皆で検討しています
文責:看護部