診療技術部長あいさつ
診療技術部は、診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語療法士・視能訓練士・歯科衛生士と多職種の技術系専門職から構成されています。
私どもは、理念「地域医療に貢献する」のもと質の高い医療を実践するために、新たな医療技術および技能の習得に全力で取り組み、医師をはじめ医療スタッフに適切な情報や技術を伝え、地域の皆様の診断および治療へ還元できるよう、日々研鑽に励んでいます。
また、チーム医療の分野にも積極的に参加するとともに、医療安全性の向上にも努め、患者さんとご家族に真摯に寄り添いながら、安心・満足のいく検査・治療・サポートを心がけております。
診療技術部職員は技術力の向上のみならず、患者さんとご家族に信頼される人間性、チーム医療に不可欠な協調性、医療人としての人間力を高めることを目標に、一層の精進を重ねてまいります。
診療技術部長 栗田 泉
新規導入装置等の紹介
令和3年5月6日より島田市立総合医療センターとしてスタートしました。新病院開院に伴い下記の装置が新規に導入されましたので、その特徴を紹介いたします。
診療放射線室
- 放射線治療装置
治療計画が効率化され標的部位に治療線量を正確に照射かつ迅速な治療を行えます。
治療寝台は乗り降りしやすいように低く設定され、動作音も50dB(ささやき声レベル)と静かです。 - 血管撮影装置(頭頚部腹部用1台、心臓用1台)
2方向同時撮影が可能なバイプレーン方式が採用され造影剤使用量を抑え造影剤副作用のリスクと検査時間を軽減できます。高画質、多機能によりカテーテルを使用した血管内手術の治療精度をさらに上げます。 - MRI装置(3.0テスラ1台、1.5テスラ1台)
高空間分解能化、高コントラスト分解能化など高画質を得られます。
撮像時間の短縮を実現し、操作・検査のワークフローが効率化されます。 - CT装置
2管球CTで被ばく低減や造影剤使用量の低減が可能となります。身体的な負担やリスクを軽減しながら心臓CT検査を行うことができます。 - 透視装置
大視野、高画質フラットパネルを搭載していて多目的性に優れ、検査効率の向上、被ばく低減、省スペース化を実現し、また四肢の血管撮影も施行可能です。 - 一般撮影装置
フラットパネルを使用することで高画質かつ従来の撮影より被ばくが1/2~1/4まで軽減することが可能となります。
臨床検査室
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生化学免疫分析装置
業務の迅速化、効率化が向上し、高品質な検査を行います。
臨床工学室
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手術映像配信システム
手術室の医用映像機器の映像をネットワーク経由でリアルタイムにライブ配信をするとともに管理・視聴・2次利用を可能とします。
記録された映像は患者さんやご家族への説明や医師教育に活用します。 -
透析用患者監視装置
病院移転後に現救急センターを改装し新たな透析室に変わります。2021年秋までに透析用患者監視装置を導入し30台まで増やす予定です。今よりも多くの方に血液透析を受けていただけます。
リハビリテーション指導室
- 理学療法室・作業療法室ともに6階にあり市内を眺望しながらリハビリテーションができます。
栄養室
- 調理室3階ではスチームコンベクションオーブン、リヒートクッカーなどの最新調理器を取り入れ、ニュークックチル方式で治療食の提供を行います。また、管理栄養士が栄養相談を行い安心して食事が摂れるようにサポートを継続いたします。
文責:診療技術部