この制度は、日本内視鏡外科学会が、消化器・一般外科ロボット支援手術のプロクター(手術指導医)を認定し、円滑且つ安全なロボット支援手術の導入に寄与するよう制定するものであり、消化器・一般外科ロボット支援手術の健全な普及と進歩を促し、国民の福祉に貢献することを目的としています。
ロボット支援手術は、内視鏡下の手術野で特殊な器具を用いて行う手術であり、高度な技術が要求されます。また、手術ロボット「ダビンチ」は術者への触覚によるフィードバックが無いため手術操作の習得には独自の教育プログラムが必要となります。
この手術において、術者として標準的な技量を取得し、他者によるロボット支援手術を円滑且つ安全に指導できるプロクターとして、当院、外科医長の渡邊貴洋医師がロボット支援手術プロクター(消化器・一般外科)として認定されました。
消化器・一般外科領域の認定は術式ごと行われ、渡邊医師が認定されたのはロボット支援胃切除術プロクターであり、主たる術者としてロボット支援胃切除術を40例以上(うち、5例は食道切離・再建を伴う症例でその中に胃全摘術2例以上を含み)が求められます。
文責:外科