倫理委員会について
当院では、医療研究に係る医療倫理の検討、患者の基本的人権の擁護及び職員の倫理意識の向上を図るため、倫理委員会を設置しています。
倫理委員会の委員は、医師、看護師などの自然科学有識者、倫理学・法律学などの有識者、一般の立場から意見を述べることができる者で構成されています。
所掌事項
倫理委員会では次の所掌事項について審議しています。
- 医療研究に係る医療倫理の検討に関すること
- 職員の倫理意識の高揚に関すること
- 患者のプライバシー保護の基準に関すること
- 医事紛争をめぐる諸問題で職員の倫理及び患者の権利に関すること
- その他倫理に係わる必要な事項
倫理委員会で審議した結果一覧(年度別)
令和6年度 審議結果一覧 (PDF 758KB)(R6.12.4現在)
令和5年度 審議結果一覧 (PDF 807KB)
令和4年度 審議結果一覧 (PDF 678KB)
令和3年度 審議結果一覧 (PDF 742KB)
臨床研究について
当院では、病気の原因や容態を明らかにするために、またその予防、検査及び治療の方法を改善するために臨床研究を行っており、臨床研究の実施にあたっては、患者さんの人権や安全に配慮し、世界医師会が制定した「ヘルシンキ宣言」や文部科学省・厚生労働省・経済産業省が制定した「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」などを遵守し、倫理委員会において審査を行い、その承認が得られた研究のみ実施しています。
インフォームド・コンセント、オプトアウトについて
臨床研究では、患者さんやご家族に研究の内容を直接説明し同意をいただく場合と、研究に関する情報を公開することによって直接同意をいただかない場合があります。
インフォームド・コンセントとは、患者さんやご家族に対して、研究の目的、方法及び予測される結果に加えて患者さんの負担、危険性及び不利益に関して文書もしくは口頭で十分に説明し、ご理解いただいたうえで同意を得ることです。
オプトアウトとは、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いる研究等については、対象となる患者さんお一人ずつから同意を得ず、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、研究に参加することを拒否する機会を保障することです。
現在、当院で実施中の臨床研究一覧(情報公開文書を含む)
当院で実施中の研究は、以下の研究となります。
公開文書に「あり」と記載している研究は、各診療科のページに情報公開文書を掲載しています。これらの研究についてお知りになりたいことなどがある場合は、それぞれの文書に記載されている各研究の問い合わせ先までご連絡ください。
研究実施一覧 (PDF 755KB) (R6.12.4現在)
特定臨床研究について
臨床研究の中でも、製薬企業等から研究資金の提供を受け医薬品等を用いる臨床研究や未承認・適用外の医薬品等を用いる臨床研究のことを「特定臨床研究」といい、実施にあたっては、臨床研究法に基づいて「認定臨床研究審査委員会」で審査を行い厚生労働省に必要事項の報告や確認が義務付けられています。
臨床研究法、特定臨床研究の概要 (PDF 3.97MB)
文責:倫理委員会