脳ドックをする目的
当院では定期的(3年に1度程度)な脳ドックの受診を勧めています。
脳ドックでは、脳卒中などの命にかかわり、すぐに治療した方がいい病気が見つかることがあります。
また、そのような病気が見つからなくても、現在の脳や血管の状態を知ることで、日常生活で気を付けた方が良いことがわかりますので、予防にも役立ちます。
一度、脳ドックを受けておくことで、もし脳卒中になった際も迅速に治療を行える場合があります。
検査内容
頭部のMRI
放射線を用いず磁気を用いる装置により、脳組織を撮影します。脳腫瘍や脳梗塞、高血圧症に伴う隠れた微小脳出血も診断します。
頭部、頸部のMRA
MRI同様に磁気を用いる装置により、脳血管を撮影します。血管の一部が瘤(こぶ)状に盛り上がった脳動脈瘤(破れるとくも膜下出血という病気になります)や毛細血管が正常に形成されず、動脈と静脈が直接つながってしまう動静脈奇形などを発見できます。
特に受けた方がいい人
命に係わる脳の病気で最も多い脳卒中は40代以降発症率が高まってきます。その原因は高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が多くを占めます。また、脳卒中以外でも動静脈奇形などMRA検査しなければなかなか判明しないものもあります。以上の事から下記に該当する方は特に脳ドックの受診を勧めます。
- これまで脳ドックを受けたことがない方
- 40歳以上の方
- 高血圧といわれている方
- 糖尿病といわれている方
- 喫煙者の方
当院での受診について
当院で脳ドックを受診される方は健診センターまでご連絡をお願いします。
人間ドックとの併用のほか、単独でも受け付けております。
健診センター:0547-35-1601
料金:18,810円
文責:脳卒中センター