褥瘡(じょくそう)とは・・・
いわゆる「床ずれ」と呼ばれるものです。長時間ベットに寝ていたり、車椅子に座っているなど同じ姿勢でいると、一定の部位が圧迫され血行が悪くなり、その部分の皮膚や皮下組織に障害が起こります。褥瘡は皮膚が少し赤くなっただけのものから、表面の皮膚がむけたもの、深くなって皮膚が大きくえぐれたり壊死しているものまであります。
骨の出ている仙骨部(おしりの中心)、坐骨部(座ったときに椅子などに接触するおしりの両わき)、大転子部(横に寝たときに布団などに接触する腰の部分)、踵部(かかと)などは圧力が加わりやすく、褥瘡ができやすいところです。
褥瘡チームは・・・
院内での褥瘡発生予防のために総合的な褥瘡管理対策を立てます。
- 褥瘡を予防し対策を講じます。
- 褥瘡の早期治癒に努めます。
- 褥瘡治癒を目標に、科学的根拠にもとづいて効果的な治療計画を立てて活動します。
- 褥瘡関連の院内研修を開催します。
褥瘡対策チームについて
多職種で連携し、患者さんにとって最善の褥瘡治療を検討しています。
メンバー構成 | |
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形成外科医師 | 3名 |
皮膚科医師 | 2名 |
皮膚・排泄ケア特定認定看護師 | 2名 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 2名 |
特定行為看護師(創傷管理) | 1名 |
薬剤師 | 1名 |
栄養士 | 4名 |
理学療法士 | 1名 |
褥瘡報告
令和4年度 | |
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褥瘡保有率 | 3.28% |
褥瘡推定発生率 | 1.05% |
院内発生数 | 64件 |
褥瘡回診
当院入院中の患者さんで褥瘡を合併している方の診察・褥瘡処置を行います。褥瘡チームのメンバーのほか、看護部褥瘡委員、病棟看護師が毎週1回回診します。回診のあと褥瘡チームでカンファレンスを行い、各患者さんに適した治療について検討します。
・2022(令和4)年度褥瘡回診報告(PDF 150KB)
・2021(令和3)年度褥瘡回診報告(PDF 134KB)
・2020(令和2)年度褥瘡回診報告(PDF 136KB)
・2019(令和元)年度褥瘡回診報告(PDF 119KB)
・2018(平成30)年度褥瘡回診報告 (PDF 122KB)
・2017(平成29)年度褥瘡回診報告(PDF 112KB)
・2016(平成28)年度褥瘡回診報告 (PDF 259KB)
・2015(平成27)年度褥瘡回診報告 (PDF 87KB)
・2014(平成26)年度褥瘡回診報告 (PDF 79.4KB)
・2013(平成25)年度褥瘡回診報告 (PDF 77.2KB)
・2012(平成24)年度褥瘡回診報告 (PDF 28KB)
・2011(平成23)年度褥瘡回診報告 (PDF 33.1KB)
・2010(平成22)年度褥瘡回診報告 (PDF 28KB)
・2009(平成21)年度褥瘡回診報告 (PDF 46.9KB)
・2008(平成20)年度褥瘡回診報告 (PDF 94.1KB)
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カンファレンスの様子
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褥瘡回診の様子
文責:褥瘡チーム