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放射線治療、血管撮影、エコー(超音波)

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放射線治療

血管撮影

エコー(超音波)

 

放射線治療

放射線治療とは・・

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放射線治療とは、高いエネルギーの放射線を照射することによって主に悪性腫瘍(がん)の制御を目指す治療法です。放射線治療技術は、近年著しく進歩してきており、患部に正確に放射線を集中することによって、副作用を極力抑えることが可能になってきました。現在では、手術、化学療法と並ぶ、がん治療の三本柱の一つとなっています。また、骨への転移による痛みに対しては、痛みの消失あるいは著しい低減が得られ、緩和治療の上でも大きな役割を果たしています。他の治療法に比べて、組織の機能・形態を温存できること、全身状態への影響が小さいことなどの特長があり、患者さんにやさしい治療法と言われています。

当院の放射線治療の特徴

2021年5月の新病院開院に合わせ、放射線治療システムも装置更新されました。
今回導入された米国varian社のHalcyon(ハルシオン)という装置は、高品質な治療を、短時間で、快適に受けられるよう開発された高精度放射線治療装置です。2019年に日本で第一号機が導入されて以来、国内で10機目、静岡県内では1機目となります。
この装置の特徴は、高速回転するガントリ性能により治療時間が短縮され、IGRT(画像誘導放射線治療)を行うことによって再現性の高い正確な放射線治療が提供できることです。
さらにがん治療に不安を感じる患者さんのストレスを軽くするために、静かな動作音で、圧迫感が少なく、治療寝台への昇り降りもしやすいデザインとなっています。
このHalcyonの導入により、今まで以上に安心・安全な放射線治療を提供してまいります。

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主な機器構成・機種名

・医療用リニアック:米国varian社製、Halcyon
・治療計画装置:米国varian社製、Eclipse(Ver.15.6) 2台
・治療計画支援ソフトウエア:米国varian社製、Velosity
・治療計画用CT:ドイツSIEMENS社製、SOMATOM Confidence
・体表面位置照合装置:イーアールディー社製、VOXELAN
・呼吸監視装置:エイペックスメディカル社製、Abches ET 2台
・患者固定具認証照合装置:エイペックスメディカル社製、RIOS
・QC機器:東洋メディック社製、RAMTEC Duo
                SunNuclear社製、Sun CHECKプラットフォーム, 1230型3D SCANNER
                ScandiDos社製、Delta4 Phantom+                        etc.

治療件数(新患)

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治療用照射装置の出力線量について第三者機関による測定評価を受けました

第三者機関である公益財団法人 医用原子力技術研究振興財団等による「治療用照射装置(X線)の出力線量の測定」を受け、当院の照射装置の出力線量は許容範囲内であることが認められました。

公益財団法人 医用原子力技術研究振興財団(6MV)

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ユーロメディテック株式会社

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公益財団法人 日本放射線腫瘍学会
2024年11月1日付けで、日本放射線腫瘍学会から「第三者出力線量評価認定施設」として認定を受けました。

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血管撮影

体表に近い血管からカテーテルを挿入し、目的の血管へ造影剤を注入しながら撮影することで、血管の形態や血流の情報を調べます。また治療が必要となった場合は、血管を広げたり、塞栓物質で詰め物をしたり、抗がん剤を注入するなどの治療を行います。これらの検査や治療はとても高度な技術が必要であり、医師のみならず様々なコメディカルスタッフが協力し、チームとなって取り組んでいます。また、複雑な治療を安全に行うために、当院では最新の血管撮影装置2台を導入しました。
 

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・Azurion 7 B12/12(フィリップス社製)

フィリップス社(オランダ)製の X 線透視診断装置です。12インチのフラットパネルディテクタを搭載したバイプレーン装置で、当院では主に循環器領域で使用します。最新のライブイメージガイダンスであるDynamic coronary roadmapやStentBoostLIVEを備えており、心臓カテーテル治療を強力にサポートします。また、X線画像処理技術ClarityIQが搭載されたAzurion 7は、少ないX線で高画質なイメージを得ることができ、従来の装置に比べてX線被ばくを低減する事ができます。

 

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・ARTIS icono D-Spin(シーメンス社製)

シーメンス社(ドイツ)製のX 線透視診断装置です。49cmのフラットパネルディテクタを搭載したバイプレーン装置で、当院では全身領域の血管撮影に使用します。最短約3秒で撮影できるコーンビームCTは、複雑な脳神経領域の手技を強力にサポートします。また、従来のコーンビームCTでは左右方向の一定軌道回転でしたが、回転撮影中に頭尾方向の傾斜を加えた独自の二重軌道回転機構により、多方向のスキャンデータによる3D画像再構成が可能になりました。この他にも多くの最新技術が搭載されており、全身の血管撮影をより安全に行う事ができます。

検査件数

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エコー(超音波)

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エコー検査は病変の位置・形状・大きさ・性状・周辺臓器との関係を確認するための検査です。体の表面にゼリーを塗って超音波プローブ(超音波が出る器械)をあて、体内の臓器からはねかえってくる超音波を画像に映し出します。検査はベッドに横になり腕を挙げた状態にて行います。調べる部位によっては息止めをしたり体の向きを変えたりします。
この検査は痛みや放射線による被ばくの心配がありません。体への負担が少なく高齢者、妊婦、小児も安心して受けることができます。

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 腹部エコー検査では肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺・子宮・卵巣・大動脈・腸管等を観察します。肝硬変の進行具合を測る肝臓エラストグラフィーや腎臓機能が悪い、アレルギー反応があってCTやMRI検査ができない人に対して造影エコー検査を行っています。他、甲状腺エコー・乳房エコー・体表エコー等があります。乳がんの検診として乳腺エコーはたいへん有意義であります。病気を早期に発見し治療することは非常に重要なことです。

※ 健診センターの腹部エコー・乳房エコーも同場所にて行っています。

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使用機器

・GE LOGIQ E10s
・GE LOGIQ E9 XD dear2.0
・FUJI FILM ARIETTA70 
・FUJI FILM ARIETTA750
・GE LOGIQ S8

検査件数

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文責:診療放射線室

カテゴリー

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TEL0547-35-2111(代表)

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