SIEMENS社製SOMATOM Drive
特長1 可能な限り低侵襲なCT検査を求めて
SOMATOM Driveは,低管電圧の積極的な活用により,さらなる被ばく低減に加えて造影剤使用量の低減が期待できます。低管電圧撮影は被検者の体型や検査に依存するため,従来その適応には制限がありました。SOMATOM Driveでは被検者の体型,検査の種別を問わず低管電圧スキャンプロトコルをルーチン検査として実施でき,さらに低侵襲なCT検査を実現します。
特長2 多様な診療領域で妥協のないCT検査を目指して
SOMATOM Driveは, DSCTテクノロジーによって75 msという高い時間分解能や秒間450 mmを超える高速撮影を可能にしています。これにより,心拍数低下を目的としたβブロッカーの投与が不要な心臓CT検査や息止めを必須としない撮影はもちろんのこと,検出器の幅に依存せずに,一般的なSingle Source CTでは実現困難な広範囲を短時間で撮影することができます。また,ルーチンデュアルエナジー検査や広範囲の4D Imagingが可能となります。
特長3 さらなるワークフローの最適化とプロセスの効率化を求めて
SOMATOM Driveは,新しいコントロールパネルによる直感的なシステム制御や標準・簡略化されたプロセスと様々なアシストファンクションによりハイレベルのルーチン検査を夜間や救急でも対応可能にし,専任外オペレーターが対応する場合などの通常とは異なる状況においても最適なパフォーマンスを発揮できます。
-
SOMATOM Drive
文責:診療放射線室