地域医療支援病院とは
地域医療支援病院は、地域の診療所や病院などが役割分担と連携を促進するための地域医療の拠点となる医療機関です。医療法の規定に基づき、都道府県知事により承認されます。
地域医療支援病院となるためには
- 紹介率、逆紹介率が以下のいずれかを満たしていること
- (ア)紹介率が80%以上の病院
- (イ)紹介率が65%以上で、かつ、逆紹介率が40%以上の病院
- (ウ)紹介率が50%以上で、かつ、逆紹介率が70%以上の病院
2023年度 | 紹介率 | 76.56% |
逆紹介率 | 100.65% |
- 他の病院、診療所から紹介された患者に対し、医療提供するための体制が整備されていること
- 地域の医療機関との連携による病床の共同利用、医療機器の共同利用を行う体制が整備されていること
- 救急医療の提供が行えること
- 地域の医療従事者の資質向上を図るための研修が行われていること
などの要件があります。
地域の診療所、病院との連携を深めることで、初期治療はかかりつけ医にお願いし、入院や手術、専門的な治療は当院が受け持つ役割分担を進めてまいります。もちろん、急なケガや病気については365日救急医療の提供を行っています。急性期基幹病院としての役目を果たすとともに、地域の医療機関と適切な役割分担を行います。地域住民の方は日頃ご自身の健康管理に十分気を配っていただくとともに、万一のときはかかりつけ医や市民病院が協力・連携して医療に当たります。
当院をはじめ地域の医療機関が協力してそれぞれの役割を担うことにより、「地域の医療は地域で守る」態勢を整えてまいります。
文責:医事課