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呼吸器科(呼吸器内科・呼吸器外科)の研修

研修概要

 当院では従来より呼吸器外科医と呼吸器内科医が共同して診療に携わっています。診療・治療方針について相談するだけでなく、呼吸器外科医も基本的な呼吸器内科疾患の診療をし、呼吸器内科医も軽症の胸部外傷の治療をしており、それぞれ内科医は外科医の、外科医は内科医の指導を受けながら呼吸器疾患一般についての研修を幅広く行なっています。気胸や肺癌などの診療から内科治療を経て手術にいたる場合でも、手術後まで一貫して主治医・担当医として診療できます。
 当院の後期研修の特徴により呼吸器科単科の研修だけでなく、内科・他科のローテーションも可能です。また通年で内科救急チームへの参加ができ、現在も内科救急チームに多数参加しています。救急での診療スキルアップのためBLS・ACLS・JATECコース等の受講を積極的に支援しています。

定期カンファレンス

  • 毎日朝8時30分よりミーティングがあります。行事予定や連絡事項以外にも前日の症例や相談したい症例などについて相談しています。手術の相談なども気軽に行っています。また夜間の患者の状態などについて看護師より申し送りなどもあります。気管支鏡等の検査について事前に検討も行っています。
  • 月曜日の午後4時半頃から呼吸器外科の術前カンファレンスをしています。
  • 木曜日の午後5時から新しく入院した患者についての新患カンファレンスをしています。

研修医の一日

新臨床研修制度が始まってから、当科でも初期研修医が各科をローテートしながら研修しています。 
呼吸器内科は、1年目は主には専属の指導医の元で、病棟業務を中心に呼吸器診療を研修します。胸水穿刺やドレナージなどの呼吸器科に特有の手技を行う際には、担当患者でなくても手技を見て学んで頂き、指導の元で実施してもらう事もあります。2年目以降は指導医の元で、主治医として患者診療に当たって頂きます。

朝のカンファレンス

毎朝 8:30頃より朝のカンファレンスを行います。当院は当番制であり、待機の医師が夜間の対応を行うため、その申し送りなどを行います。また入院患者の相談症例などを話し合います。毎朝、相談の機会を設ける事で診療を遅滞なく円滑にすすめる事ができます。 

病棟の風景

入院中の患者の診察・検査データ等の検討を行い指導医と一緒に現状の評価や今後の治療方針の検討や検査計画などを決めていきます。また、病棟で胸腔穿刺や中心静脈カテーテルなどの処置を行うときには積極的に参加しています。

気管支鏡検査

気管支鏡検査は毎週水曜日と木曜日の午後に行っています。前投薬→麻酔→挿管→観察・BAL・生検といった流れ・手技を学びます。日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医による指導が受けられます。気管支鏡の模型を使って練習することもできます。また、EBUS-TBNAも行っています。

 

外科手術の研修

 

その他外科系研修のために日々手技を練習しています。
これは胸腔鏡手術を練習のため当院お手製のシミュレーターを使っている場面です。

新患カンファレンス

毎週木曜日夕方からは呼吸器科の新入院患者さんのカンファレンスがあります。多彩な症例にめぐり合うことができ、興味深い画像が豊富でX線・CTの読影会も兼ねています。

学会活動

呼吸器科研修中のみならず研修後でも、内科学会・呼吸器学会等の総会や地方会などに積極的に発表しています。

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最後に・・・

このように当科では多くの指導医や初期研修医・後期研修医と共に外科領域・内科領域問わず呼吸器疾患全般を幅広く学ぶことができます。 見学も随時受け付けていますので興味のある方は是非一度ご相談ください。 また初期研修だけでなく後期研修についての相談も受け付けています。

取得可能資格

  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会呼吸器専門医
  • 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本呼吸器外科専門医
  • 日本胸部外科学会認定医 など

 

手術・検査件数

詳細は呼吸器外科の統計を参照ください。

 


文責:呼吸器内科・呼吸器外科

カテゴリー

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