研修概要
当科では急性期の眼科治療全般を行なっています。
初期臨床研修での眼科ローテートでは、眼の生理、眼疾患、眼科検査について理解を深め、また、眼科診療において必須である細隙灯顕微鏡や倒像鏡を用いた診察技術を習得することを目標に研修を行います。
また、救急外来で眼症状を主訴に来院された患者さんに対して、ベッドサイドで実施可能なハンディ型細隙灯や眼圧計を用いて診察を行い、適切な初期対応ができることを目指します。
当科は眼科専門医制度の研修施設に認定されており、後期研修医として眼科専門医取得のための研修を行うことも可能です。
外来研修
初診外来を指導医とともに担当します。病歴聴取と無散瞳での診察を行なったのちに、指導医と検査プランを立て、検査を行います。
検査終了後、指導医とともに再度診察を行い、治療方針を立てていきます。
手術研修
当科では全例3D眼鏡を装用して3D画面を見ながら手術を行うHUS(Heads-Up Surgery)システムを用いて手術を行なっています。
術者と同じ3D画像をリアルタイムに共有しながら手術見学をすることが可能です。
白内障手術、硝子体手術の清潔介助に入り、顕微鏡下での操作の習熟を図ります
模擬眼や豚眼を用いて結膜縫合や水晶体乳化吸引の手技のトレーニングを積んだのち、希望者には指導医の介助のもと部分執刀を行ってもらいます。
また、トーリック眼内レンズのガイダンスシステムや術中OCTシステムなどの手術設備が導入済みですので、デジタル機器を駆使した眼科手術についても研修が可能です。
涙道疾患について研修ができることも当科の特徴のひとつです。涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入術や鼻内視鏡を用いた涙囊鼻腔吻合術(鼻内法)についても習得が可能です。
定期カンファレンス
- 外来ミーティング:木曜朝8:30
- 症例検討会:水曜15時頃、適宜開催
- 眼科勉強会: 金曜15:30、適宜開催
- 眼科抄読会: 金曜8:00、適宜開催
文責:眼科