理学療法
赤ちゃんは産まれてから約1年をかけて歩くようになっていきます。当院では早い時期から、寝返り、ハイハイ、歩く等の赤ちゃんの運動発達にあわせ、ご家族へ育児体操やVojta訓練の指導をしています。育児体操では、うつ伏せで身体を支える練習や寝返りの練習を行います。Vojta訓練では、仰向け、横向き、うつ伏せで、赤ちゃんの姿勢・運動を正常パターンに近づけていきます。
また、Vineland-Ⅱ適応行動尺度を用いて、日々の生活での苦手なこと、得意なことの評価も行っています。
↑Vojta訓練の様子 ↑Vineland-Ⅱ評価用紙
作業療法
発達に遅れや偏りのあるお子さんの中には、様々な情報をうまく自分の中に整理して取り入れることが苦手で、混乱し、自分の周りの環境とうまく関係を保つことが難しいことがあります。
日常生活の中での困り感・・・例えば 落ち着きがなく集中が続かない、感覚の敏感さや鈍感さ、
身体や手先の不器用さ、やりとりの苦手さ、行動にまとまりがない等
に対して評価、助言、感覚遊びや体を使った遊びを通したアプローチなどを行っています。
評価の様子 遊びの様子
言語療法
当院の小児外来リハビリでは、現在、発音・言語発達・コミュニケーションに関する評価を行い、必要に応じてリハビリを行っております。
「周りと比べて言葉が遅い」、「発音がはっきりしない」、「会話の中でよく言葉につまってしまう」といった言語面の相談だけではなく、「落ち着きがない」、「授業に集中できない」などの相談もあります。
そのお子さん一人ひとりの特徴や性格を把握し、発達段階に合わせた課題を行いながら、楽しくリハビリを行っております。
訓練の様子
文責:リハビリテーション指導室